皆さん、こんにちは。
千葉県南部、チーバくんのへそから下の部分を中心に注文住宅や店舗・宿泊施設の新築工事やリフォーム・リノベーションを主に手掛ける網代工務店です。
今回もハウスメーカーではなく地域工務店への選択へ誘導すべく住宅の新築工事に携わる各業種について、工事の流れを含めて解説していきます。
⌂お問い合わせ~プラン作成まで ここが一番騙されやすい

複数の工務店やハウスメーカーから見積もりを取り(相見積もり)、建設業者を決定するのが最初の段階です。施主様の希望と土地条件、予算を建設業者に伝え、金額や内容を天秤にかけていきます。
大手ハウスメーカーで見積りを依頼したことがある方はわかると思いますが、このプランと見積りの提出がとにかく早い。それもそのはず、ハウスメーカーの場合は元々お客様のニーズと様々な土地条件に合わせたプランを多数持っており、さらに昨今ではAIを活用して検索や調整がさらに簡単になったソフトを使用しております。生成AIとしての進化が未達のためゼロからのプラン提案はできませんが、各社のデータバンクから最適なプランを探し出すのは得意としており、時短によるお客様のストレス低下を促しております。
・誰が一番得しているかをよく考えてください
ですが、お客様のためというのはあくまでお題目。一番得をしているのはもちろんハウスメーカーです。検索したデータを当てはめていくだけなので建築の知識は不要。隣地境界、道路斜線、北側斜線等の面倒な建築条件は余裕を持ってクリアできる建物だけが検索に引っ掛かるプロトコルとなっているため、際どいラインを攻める必要もない。さらに図面ソフトと見積りソフトは連動していることが多く、プランを入れればそのまま見積書が作成できるようになっています。お客様からの希望は「オプションになります」の一言で潰すことができ、人件費削減と顧客回転率アップによる多売を両立できる優れたシステムです。
建てた後のライフスタイルを長い目で考えることは、建築の専門家ではない営業職の方々には難しいです。彼らにできるのは提案したプランのメリットや金額の話だけであり、専門的なリスクの説明やお客様の希望を最大限吸収したプランの作成はできず、出来上がるのはあくまで希望の最大公約数の建物となります。
ちなみに、契約時の重要事項説明は建築士の資格を持つ専門家が行います。重要事項説明は法的に定められた内容があり、その中にお客様のライフプランへのアドバイスは含まれません。
また、その専門家がお客様の希望をすべて知っているかと聞かれれば、もちろんわかるわけがありません。営業と建築士で共有の必要があるのは決定したプランの内容だけのため、お客様がどういったことで悩み、希望の取捨選択を行い決定プランに至ったのか、その経緯を知りません。
ここで施工側とお客様の温度差が生じてしまうことは避けられない仕組みとなっています。
・規格プランにも大きなメリットはある!
規格プラン自体は専門家が考えているためによく考え・工夫されているものも多いです。材料の無駄も少なく、施工が容易で、管理も容易いとハウスメーカー側のメリットは最大限考えられています。建てていて楽しいかと聞かれれば、似たプランが増えるため施工屋の弊社としては面白味に欠けるというのが正直なところですが、楽なのは確かです。
もちろんお客様にもメリットはあります。金額面や工期短縮はもちろんですが、最大のメリットは動線への配慮が最大限に成されていることです。
一度、複数のプランを見比べてみてください。どのプランも驚くほど無駄がないはずです。
お客様の希望を詰め込むと建物がガチャガチャになってしまい、動線が悪くなっていくことは多々あります。そこを整えるのが建築家の腕の見せ所なのですが、ハウスメーカーの住宅営業は建築屋ではなく販売屋なので、多くを求めることはできません。
・お客様の希望を叶えるために
一番騙されやすいポイントと見出しを打ちましたが、正確に言えばこの時点で建物の根幹のすべてが決まってしまうため、後からどうにもできなくなってしまうということを知っていなければなりません。
特に2025年度の建築基準法改定により、確認申請後の変更は非常に難しくなっております。
以前は軽微変更で通っていた変更も、構造強度や省エネ適判をクリアしているか厳密にチェックされるようになり、適合していなければ小さな変更のつもりが大規模な修正が必要になってしまう可能性も考えられます。
ではお客様はどこに注意すればいいのか?
第一は複数の会社から話を聞くことです。それもハウスメーカーや地域工務店それぞれの説明を聞き、熟慮して比較する必要があります。その際、ハウスメーカーでは難しいかもしれませんが、できれば建築士の資格を持つ専門家の意見を聞くことが大切になります。
話を聞くポイントは、
・省エネ基準に対しての知識を持っているか
・構造強度に対する知識を有しているか
上記は施工管理や設計の上で最低限知っていなければならない内容です。また、建築基準法改定により大きく変更となった箇所でもありますが、ハウスメーカーの場合はすでにマニュアル化されているので、営業職でも対応できるスタッフはいると思います。これらを知った上でさらに、
・様々な建材のメリットとデメリットの説明ができるか
・動線への配慮ができるか
・正確な寸法感覚を持っているか
デメリットの説明に関しては使用実例を知らなくとも、レビューサイトやYoutubeでも調べられるので誤魔化すことは可能です。動線の配慮も基本的な考え方はマニュアル化されていますし、寸法感覚も規格寸法や推奨寸法があるので、知ってさえいれば対応できます。
ただし、これらを総合的かつ法的根拠に基づいて提案・説明できるのが専門家であり、多くの経験と知識を必要とします。
・インターネットの情報には注意が必要!
接客をしていてよくあるのが、インターネットの情報を鵜呑みしていまっているパターンです。
ブログを公開しているわたしが言うのもなんですが、インターネット上には多数の誤った情報が流れています。情報発信者が責任ある立場なのか、エビデンスがしっかりしているのか、きちんと確認・精査しながら情報収集を行ってください。
インターネット情報の特徴と注意点を記しますので、参考にしてみてください。
・メーカー発信の情報:メリットについては正確かつエビデンスあり。
デメリットとなる情報は基本的に載せない。
・質問サイトの質疑応答:稀に信用のおける情報あり。参考程度に留めてください。
・個人のレビュー系:あくまで個人的な意見として受け止めてください。
・ハウスメーカー・工務店のHP:営業媒体ですので、自社問い合わせに誘導する仕組み。
会社の方針と総合的な情報確認には便利。
・申請系設計事務所のHP:法的な情報は非常に正確。
・デザイン系設計事務所:実施工については触れないことが多いので、デザインの参考のみ。
気に入ったデザインの施工会社が載っている場合は要チェック。
・各種SNS・実例動画:切り取りが非常に多いので、複数情報での確認は必須。
おおまかな説明となりますが、上記を意識するだけでも情報の確度が大きく変わってきます。
・図面と見積書は絶対に精査してください!
工事を行う内容は図面と見積書にすべて記載されております。逆に言えばそれらに書いていないこと(特に見積書)は施工対象外の工事となり、オプション対応となることも多々あります。新築工事となれば情報も多いため一社読むだけでも大変かと思いますが、大事なことですので確実に熟読し、不明なことがあれば必ず提出した会社に確認を行ってください。
⌂建築会社に迷ったら?

前提として、建物の金額が最も大きなウエイトを占めていることは間違いありません。同じグレードの建物で1,000万円も支払いが違えば迷わずに金額の低いほうを選ぶでしょう。
ですがご注意ください。現在日本の新築住宅市場は、基本的に新築時の金額よりも長く生活していく上でのトータルコストに重きを置いております。これは2025年度施行の法改訂による影響が大きく、一定以上の省エネ基準と構造基準を確実にクリアする必要が出てきたからです。そのため格安を売りにしていたハウスメーカーやハイグレードな住宅基準に対応できない工務店は大打撃を被っております。それらの説明も確実に聞き逃さないようにしてください。
弊社の加盟しているイシンホームも例に漏れず生活していく中でのトータルコストを重視しております。また、弊社の場合は他社見積りとの比較による値下げ交渉にも対応いたしますので、お気軽にお問合せください。
金額面が決定打とならなかったときにどのように判断すればいいのか?
弊社はお客様に「自身が建物のどこに一番重きを置いているか、それが建築会社と一致しているか」を重視すべきと考えます。
弊社の場合は「長く暮らすことを前提にしたお客様の生活のしやすさ」を最優先に考えており、常にその観点からアドバイスと提案をさせていただいております。
⌂お客様にとってのいい家を

生活のスタイルは千差万別です。本来ならばそこに焦点を置いてじっくりとプランニングを行うべきと弊社は考えます。
お客様にとっての「いい家」がどんな家なのか。
家を建てるのは一生に一度という方がほとんどで、ほぼ全員が初心者です。
設計から施工まで自社施工可能な弊社には積み重ねてきた経験と継承してきた技術があり、様々なお悩みに100年の間応え続けてきました。
地域の零細企業だからこそ、ちょっとした修繕や小規模リフォームにも柔軟に対応できるのが、私たちの強み。大がかりなリノベーションでなくても小さな不便を解消するだけで日々の暮らしがぐっと快適になる、そんなご提案をいたします。
お客様一人ひとりの暮らしに寄り添い、理想の住まいづくりをお手伝いいたします。まずはお気軽にお問い合わせください。

